超高齢化時代に対応した医療・福祉の充実

ビジョン4

超高齢化時代に対応した医療・福祉の充実

section1 地域で求められる医療提供体制の確立

修学資金の貸付拡充や医師少数区域等に医師を派遣する場合の助成に加え、地域医療を担う医師を育成するため、千葉大学医学部に寄付講座を設置しました。
また、小児救急電話相談の対応時間を拡大したほか、妊産婦一斉照会システムを導入し、切迫早産など命の危険があり、早急な入院の必要がある妊婦を県内の産科医療機関が連携して対応する体制を確立するなど、小児・周産期医療の充実を図っています。

詳しく見るexpand_more

pan_tool_alt課題と次の4年で行う政策

人口減少による医師不足のエリアと、子育て世帯の流入によって小児科医が不足している東葛北部など、県内の医療状況はエリア毎に異なります。相対的に医師が少ない地域における小児科医の確保緊急支援事業を創設するなど、医師確保に向けて臨機応変に対応していきます。
また、看護師や歯科衛生士などの保健医療従事者を養成する県立保健医療大学の充実や大学院設置を検討し、千葉県の医療を支える高度人材の育成を強化します。

section2 新型コロナウイルスを教訓とした新興感染症対策

就任後、県の新型コロナ対策本部会議に、保健所を独自に持つ千葉市、船橋市、柏市の3市長および市長会・町村会の会長を加え、情報共有を大幅に改善させ、オール千葉県で対策に当たりました。
また、民間企業の研修所を活用した臨時医療施設の設置などによる病床確保、保健所の機能強化、全国に先駆けた陽性者登録センターの設置やオンライン診療など、民間との連携やDX活用を進めたところも千葉県の特徴です。

詳しく見るexpand_more

pan_tool_alt課題と次の4年で行う政策

新興感染症に備え、医療機関が行う設備整備(多床室の個室化、個人防護具保管施設の整備、簡易陰圧装置の設置)に対して支援するとともに、保健所の一部業務を本庁に集約して行う事務処理センターを設置するなど、保健所の負担軽減と機能強化を平時から進めていきます。

section3 誰一人取り残さない福祉を目指して

制度の狭間や複合的な課題を抱えた方など地域で生きづらさを抱えた方に対して分野横断的に支援する中核地域生活支援センターの予算増額と強化。
物価高騰で生活に苦しむ方を支援するため、フードバンクを視察した上で県内のフードバンクを支援する制度を県として初めて創設するなど、きめ細かな福祉の充実にも取り組んできました。

詳しく見るexpand_more

pan_tool_alt課題と次の4年で行う政策

8050問題(80代の高齢の親、50代の無職やひきこもり状態の子どもとの同居)、独居高齢者を始めとする孤独化対策、物価高騰に苦しむ方々など、福祉をめぐる環境は複雑・多様化しており、困難を抱える一人ひとりの事情に応じた伴走型の福祉の充実に取り組んでいきます。
千葉県では県内市と連携して、現在は紙ベースで運用されている相談から支援、情報共有までの一連の業務のデジタル化を全国に先駆けて開発を進めており、相談員の作業負担軽減とともに、福祉の相談支援業務の質を向上させる取り組みを進めていきます。

section4 高齢者の健康寿命の延伸と、介護・福祉の充実

特別養護老人ホーム等の開設を支援しているほか、介護人材を確保する事業を拡充するなど高齢者福祉の基盤整備と人材確保に取り組んでいます。また、ICT機器等の導入に助成するとともに、新たに千葉県介護業務効率アップセンターを2024年に開設し、介護事業所の生産性の向上を図っています。

詳しく見るexpand_more

pan_tool_alt課題と次の4年で行う政策

介護人材の確保に向けて、介護人材の処遇改善を国に強力に働きかけるとともに、介護人材を志す人材の育成、質の高い外国人介護人材の確保、ICT機器導入など、あらゆる施策を総合的に組み合わせます。
また、高齢者の健康寿命を延ばすプロジェクトを立ち上げ、市町村と連携し、安心して元気に過ごせる千葉県を作ります。

section5 障害者福祉の充実

障害者グループホーム等の拡充に向けた支援に加えて、重度の強度行動障害のある方の受入れに対する支援制度を創設しました。また、本県リハビリテーション体制の中核的センターである千葉リハビリテーションセンターの再整備を進めています。

詳しく見るexpand_more

pan_tool_alt課題と次の4年で行う政策

人材確保策の強化や、量だけでなく質の確保に取り組むとともに、人口増加地域を始め、県内各地の特別支援学校・教室の設置・拡充を進めます。

次へ子育て世代の知事として子育て支援・教育の充実+「若者応援」 前へ半島性を克服する交通インフラの充実