[2020年10月8日]9月30日~10月6日の週報。マリーンズ球団でクラスター発生
9月30日~10月6日までの週報です。
新規陽性者:41人
→入院:37人
→ホテル療養:4人
入院者の動き
→退院:22人
→ホテル療養移行:15人
入院者:32人(±0)の内訳
・重症:0人
・中等症:2人
・軽症:30人
スポーツジムでクラスターが発生していますが、確保病床・軽症者用ホテルで対応できていますし、感染経路が特定できている割合が多いです。
なお、スポーツジムといっても皆さんが想像するような一般的なスポーツジムではありません。換気が不十分で、検温等の体調管理が行われていないなど、現実的に可能な感染予防対策が行われていない部分がありました。
利用者が特定できるため施設名は公表していません。陽性者が出れば公表するのが当たり前という風潮は徐々に解消していく必要があります。もちろん、不特定多数が利用する施設でクラスターが発生した場合は公衆衛生の観点から公表することがあります。
利用者や濃厚接触者など、感染リスクがある方には必ず連絡が行きます。連絡が無ければ皆さんとは関係ありません。
関係ないにも関わらず、「とりあえず知って安心したい」という漠然とした欲求と、陽性者の人権やプライバシー、どちらを取るか、私は徐々に社会が適切な対応に収れんしていくことを願っています。
千葉ロッテマリーンズ球団でもクラスターが発生し、その中に千葉市民も一部含まれています。市保健所は調査・検査・感染防止に向けた指導等を行っています。
主力の欠場は辛いですが、マリーンズは特定の選手ではなく、一人ひとりが役割を果たしてチーム一丸で戦ってきています。新たなヒーローが誕生し、この苦境を乗り越えてくれることをホームタウンとして願っています。
繰り返し申し上げているように、高齢者・基礎疾患所有者など高リスク群で感染が多発したり、集団感染が発生することが一番警戒すべきであり、冬に向けて着実に医療体制を整えて行きます。