[2020年8月20日]陽性者・入院に関する週報、死因別統計などについて

陽性者・入院に関する週報、死因別統計などについて

8月12日(水)~8月18日(火)の週報です。

市内陽性者(市外除く):32名
→入院:31名
→ホテル療養:1名

入院→退院:34名
入院→ホテル療養移行:15人

入院者は先週と比べて18名の減少。
なお、8月18日時点での入院患者23名の内訳は重症1名、中等症2名、軽症等20名となっています。

依然として「病床数から見た新型コロナ対応における市内の医療の状況」はステージ2のまま変わりません。注意が必要なものの、殆どが軽症・無症状であり、病床と療養型ホテルの組み合わせにより対応ができている状況です。

千葉県の実効再生産数は1を下回っており、皆さんの行動変容によって陽性者の発生、病床の状況も改善傾向にあります。
ただし、これは様々な行動を自粛したことによるもので、以前より申し上げている通り、このような強い行動制約を長期間続けることは別のリスクを顕在化させ、現実的ではありません。
感染予防に留意しながらも社会経済活動を回し、一定の陽性者が発生したとしても医療がひっ迫しない状況を今後も作っていきましょう。

PCR検査数について従来は千葉市環境保健研究所による行政検査の数のみを公表していましたが、市内医療機関の民間検査数も含めた検査実施数と陽性率のグラフも公表しました。
民間検査数は各機関からの報告にタイムラグがあるため速報値として出し、後日数値が修正されることがあることをご了承ください。

千葉市の死因別統計について

千葉市の死因別統計3月分を集計してみました。

総数734に対し、
・悪性新生物(腫瘍)223
・心疾患(高血圧性を除く)111
・老衰65
・脳血管疾患62
・肺炎58
・その他215
※千葉市の新型コロナ感染症に伴う死亡者数は0(4月5月はともに3)

肺炎(新型コロナではありません)については従来より高齢者の死因として上位を占めており、千葉市も国も肺炎球菌ワクチン接種に助成をしてきました。
ワクチンや感染症への関心が高まっている今を捉えて、新型コロナウイルスよりも死亡例の多い肺炎を予防するため、ワクチン接種を支援する施策も実施する予定です。

接触確認アプリで濃厚接触者通知があれば行政検査を実施

以前よりご紹介している接触確認アプリについて。
千葉市では接触確認アプリCOCOAから濃厚接触者の通知があった方は無症状であってもPCR検査を実施しており、既に実績もあります。
感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るには、こうしたツールの活用と保健所の疫学調査により、追跡可能な状況を作ることが重要です。是非周りにも広めて下さい。

免許センターが少し改善

例の免許センターで炎天下の中で屋外まで長蛇の列となっている問題について、月曜日より整理券配布が開始されています。
以前より市民から改善を求める声があり、千葉市は県・県警に改善を求めてきましたが、市川市選出の田中県議が現地を視察して改善を求めるなど働きかけて頂いたおかげです。

改善にこれだけ時間を要したこと、まだまだ抜本的な改善が必要であることなど課題はありますが、一歩前進したことをまずは前向きに捉えたいと思います。