[2020年4月21日] 4月20日の感染状況、県への要望について
4月20日の感染状況
4月20日は新たに新型コロナウイルスの感染が3件確認されました。
検査数ですが4月19日は38人(陽性ゼロ)、20日は18人(陽性3)です。
週末は医療機関があまり開いていないので検査数が少なくなりますが、それでも先週末よりは陽性患者数は少ない状況です。
あとは患者が多くなる週明けの月曜日(検査結果と発表は火曜日)を始めとする今週の感染者数を見れば、千葉市で緊急事態宣言がどのような効果を出しているかはある程度評価できます。
62例目は10代男性で、57例目(40代女性)の同居家族で発表時に「家族に症状があり、検査予定」としていた方です。発症前は主に自宅で過ごしており、発症後は自宅待機のみ。その他の家族2名は陰性でした。
63例目は50代男性で都内勤務の方です。発症前は自宅と職場の往復のみ、発症後は1日だけ出勤・早退、その後は自宅待機とのこと。同居家族に症状はありません。今後も積極的疫学調査を実施していきます。
64例目は50代男性で県内他市に職場を持つ自営業の方です。発症前は職場で仕事、発症後も職場で仕事を続けていらっしゃったようです。ご家族に症状はありません。職場周辺については市外の保健所に引き継ぎ、積極的疫学調査を進めていくこととなります。
個々の感染者について区別に公表する予定はありませんが、これまでの区別状況は公開する方向で検討しています。東京通勤者の多い区、人口密度の高い区が当然感染者数としては多い状況ですが、若葉区や緑区でも一定数以上の感染者がおり、どの区が危険、どの区が安全という状況ではありません。
私のSNSをご覧頂いている方であれば居住地ではなく、普段どのような場所で活動しているか、感染リスクの高い空間にいるかいないか、感染予防行動に留意しているかが重要であること、そうしたことに留意していても誰もが感染し得るものであることをご理解頂いているかと思います。
感染者の状況から市や県の感染ステージを推測することには意味がありますが、感染者個々の情報を見て、自分の地域かどうかを気にすることに意味はありませんし、自粛を守らない人の情報にイライラを募らせても心身のバランスを崩し、目の前の大事な人に感情をぶつけてしまうことにもなりかねません。
自分ができる範囲で感染予防に留意することが重要です。
全体的な対策は私達行政が責任をもって行いますし、必要なご意見は私達にご遠慮なくお寄せ頂ければ幸いです。
その際は個人の感情(落ち着かない、あの人たちを許せない等)のはけ口にしていないかどうかを落ち着いて見つめて頂き、建設的な提言にして頂ければ、職員も疲弊せず、社会が確実に前に進みますので、ご理解頂ければ幸いです。
休業要請対象業種で未だ営業している店舗等への対応を県に要望
千葉市では昨日(4月20日)、市原市等と連携して県に休業要請に応じていない店舗等に対するさらに強い措置を求める要望を行いました。
県の休業要請に伴い、多くの事業者が要請に応じて休業頂いている状況ですが、パチンコ店・カラオケ店・雀荘などの一部店舗において協力要請に応じず営業を続けているところがあります。そうしたお店には県外ナンバーを含む多くの人達が入場して3つの密が発生しており、クラスターの発生を不安視する市民から多くの苦情が各市に寄せられています。
そこで特措法第24条第9項に基づく協力要請から、第2段階として特措法第45条第2項に基づく施設の使用制限等の措置を講ずるよう県に求めるものです。
千葉県の支援策、千葉市の休業要請対象業種に対する家賃支援など、要請に対する支援策も講じてきました。要請を守らない店舗等を少しでも減らせるよう、市としてもコンタクトを取っている状況です。正直者が馬鹿を見ない公正な社会を作り、感染拡大防止を図るために事業者の理解を求めるとともに、県の強いリーダーシップを期待します。