[2020年4月16日] 休業要請対象の企業を中心とした支援策、感染者情報など
休業要請対象の企業を中心とした支援策
緊急事態宣言を受けての第一弾の対策の検討・調整が進んでおり、4月17日には発表できる見通しです。休業要請を受け入れて頂いた事業者や苦境が続いている飲食店、ホテル等への支援を少しでも実施したいと考えています。
本来は休業要請を行った千葉県が行うべき施策です。政令市であっても特措法に関する権限などは県になります。
既に東京都・神奈川県・大阪府などが休業要請に伴う支援策を発表しました。休業要請を守って頂くには要請する都道府県からの支援が早く示される必要があります。
大阪府のように市町村負担を半分取る形も良いと思いますが、それは府が市町村に先駆けて実施を表明した場合だからです。
埼玉県や千葉県、福岡県のように県としての支援策発表が遅れれば遅れるほど、休業要請の実効性を上げるために市町村が独自策を検討・発表せざるを得ず、ますます制度が複雑になります。
森田知事に直接会った際も、それ以外のルートでも、県に早期に示すよう求めていますが、現時点では千葉県から方向性は示されていません。
※追記
4月16日11時に県より支援策が発表されました。売上が半分以上減少した企業に10万円、事業所を借りていれば10万円、2カ所以上で20万加算するというものです。
千葉市として検討してきた制度と重複するものではないので、予定通り市の独自支援を行う考えです。※追記終わり
千葉市としては今週中には事業者に支援策を示す必要があると考えており、県を待たずに検討・発表するしかないとの思いで調整を進めています。近隣市には情報提供を行っていく考えです。
14日の市立中学校(新入生)の登校日の出席状況は約96%、高等学校はほぼ100%でした。
感染者情報
4月15日、発表した新型コロナウイルスに感染した患者は8件です。
42例目が40代女性で主婦の方で、夫が都内勤務の方。発症後は自宅と通院のみ。同居家族など濃厚接触者に対する積極的疫学調査を進めていきます。
43例目が70代男性で無職の方で、都内通院以外は主に自宅とのこと。発症後は自宅と通院のみ。同居家族など濃厚接触者に対する積極的疫学調査を進めていきます。
44例目は60代男性で都内勤務の方。発症前の最終出勤日は3/25とかなり前です。発症後は自宅と通院のみ。同居家族はいらっしゃいません。濃厚接触者がいるか調査中です。
45例目は70代男性で都内勤務の方。発症前は職場と自宅の往復が主で、発症後1日だけ出勤をされたとのこと。同居家族に症状はありません。濃厚接触者に対する積極的疫学調査を進めていきます。
46例目は40代男性で自営業の方。自宅で主に仕事をされていて、発症後は主に自宅とのこと。家族はいらっしゃらず、濃厚接触者がいるか調査中です。
47例目は50代女性で県庁職員(香取市で勤務)の方。発症前は職場と自宅の往復のみ、発症は自宅と通院のみとのこと。同居家族など濃厚接触者に対する積極的疫学調査を進めていきます。
48例目は40代男性で、33例目(市外勤務の会社員)の濃厚接触者(同僚)です。発症前は職場と自宅の往復が主、発症後は1日だけ車通勤で勤務とのこと。家族に症状はありません。積極的疫学調査を進めています。
49例目は70代男性で、自営業の方。1人で現場で作業する仕事で、発症前は自宅と仕事場の往復のみ、発症後は通院のみ。同居家族に症状はありません。積極的疫学調査を進めています。
以上の情報からどこで感染しているのか分からず不安に思う方も少なくないかと思いますが、保健所の聞き取りは任意となっています。また、教えて頂いても非公表を望む方もいらっしゃいます。
過剰に不安にならず、接触・飛沫感染に十分留意頂き、3密に相当する場所・空間をできる限り避ける、長く向き合うことになるので現実的に継続可能な対策を行い、対策と生活のバランスを取っていく、この原則を守っていきましょう。
千葉市では市立青葉病院(感染症指定医療機関)を中心に患者を受け入れて頂いてきましたが、患者の増加に伴い、東葛地域と同様に入院調整中の方が増えています。
新型コロナウイルスに対応する病床の確保を順次進めているのと同時に、軽症者や無症状感染者の方のためのホテル確保が急務です。既に前向きな回答を頂いているホテルと具体的な協議に入っており、医療現場の負担軽減を図っていきます。