[2020年4月15日] 4月14日の陽性患者の情報と今後について
4月14日からの県の休業要請に応えて頂いている事業者の皆さま、医療や介護など社会を支える業種で今なお働いている皆さま、そしてその方々のお子さんを預かって頂いている保育所等の方々を始め、新型コロナウイルス拡大防止にご協力頂いている全ての皆さまに心から感謝申し上げます。
いくつかの市で独自の支援策が発表されています。
千葉市でも先日紹介した国の助成金等の手続きを徹底的にサポートする窓口設置以外の支援策についても具体化を急いでいます。近いうちに発表し、お伝えします。
県市長会の知事への要望活動
また、4月14日は県市長会の清水会長(鎌ヶ谷市)に森田知事に要望活動をして頂きました。感謝申し上げます。
4月13日の私たちの緊急要望だけでなく、千葉市を始め県内各市からの幅広い要望を集約したものとなっています。飲食店への休業要請などについても触れられており、要望文書がアップされればご紹介します。
千葉駅周辺の昼の人の流れも着実に低減
13日午後3時時点の千葉駅周辺の人の流れは感染拡大前の時期と比べ55.6%の減となっています。確実に低減は進んでいます。
更なる低減を進めるために外出の自粛を引き続き啓発していくとともに、テレワーク等の企業の働き方改革も進めていきます。
13日の登校日の状況
13日の学校登校日は小学校で8割弱、中学校で9割強、高校で96%の児童生徒が登校し、「帰ってきた子供たちの顔つきが全然違っていました」「学年が変わったことを理解し、学びの意欲が向上しました」等のご意見を頂きました。子どもたちのために準備にあたってきた教職員の皆さま、登校の見守り等を行って頂いた方々に深く感謝します。
100%やそれに近い学校が多い一方で6割程度の学校もあり、各学校毎に登校率に差がある状況です。地域差、学校からの説明などによって差が出ているのかもしれません。天候が荒れ模様だったので、そちらを懸念して登校させなかった方もいらっしゃるかと思います。
教育委員会では今後も学年等を分散して登校日を設けていくと聞いていますので、保護者に対する丁寧な説明と安心頂ける対策に取り組んで欲しいと思います。
4月14日発表の感染者情報
4月14日は2名の陽性患者を発表しました。
40例目の方は都内勤務の50代男性です。発症前は都内と自宅の往復が主で、発症後に1日だけ出勤・早退しています。健康観察を徹底し、熱や咽頭部の症状等がある場合は出勤を控えることが重要です。正直に行動歴として伝えて頂いたことに敬意を表します。
同居家族に現時点で症状はありません。都内の職場は都の方で調査することとなります。
41例目は市内勤務の50代男性です。発症前は自宅と職場の往復のみとのこと。咽頭痛はあったものの、ずっと熱が無かったため、発症後も数日勤務を続けていたそうです。濃厚接触者に対して積極的疫学調査を進めていきます。
感染が確認された方が2日続けて2名となっていますが、低減傾向にあると考えるのは早計です。
緊急事態宣言の少し前から外出自粛の動きがかなり強まっており、その効果が表れてくるとすると、もう1週間先になるのではないかと考えています。
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九都県市首脳会議でも申し上げましたが、5月6日時点でどのような状況になることを目指しているのか、そろそろ住民に対してシナリオを示していかなければ、社会も先の見通しが持てなくなります。
東京は正直5月6日以降もかなり強い外出自粛を続けざるを得ないのではと思いますが、千葉市がどの程度のステップを踏んでいくのか、いくつかの感染パターン(増える、横ばい、減る)に基づいて検討をしていきます。