[2020年4月12日] 県が休業要請を発表。週末に感染が確認された方の情報

森田知事が14日から休業要請することを発表しました。休業を要請する対象の業種は国の特別措置法に揃えたとのこと。14日からの開始は既に発表した千葉市と同じです。
東京、神奈川、埼玉に遅れることとなりましたが、重い判断をされたことについて歓迎したいと思います。

感染が確認された方の情報

11日(土)は61人、疑わしい事例についてPCR検査を実施し、6人の陽性が確認されました。10日の発表後に陽性が確認された1人を合わせて7人の発表となりました。

30例目は20代女性で、無職、発症前は食事に外出した程度、発症後は自宅待機。同居家族1名で現時点で症状はなし。

31例目の20代男性と32例目の20代女性はいずれも25例目(都内勤務の男性)の同居家族で、25例目の判明時に症状を訴えていて検査していました。いずれも発症後は自宅待機。
このご家庭は家族全員が陽性となりましたが、これまでも陽性となった家族を検査したものの陰性だった方々は多数いらっしゃいますので、家族が感染=全員が感染とは限りません。検温などの体調観察を一人ひとりが徹底し、家族内でも接触・飛沫感染に留意することが重要です。

33例目の50代男性は市外勤務、発症前は自宅と職場の往復のみ。発症後1日だけ車で出勤しているとのこと。ご家族や職場など濃厚接触者の調査中です。

34例目の50代男性は市外と市内に事業所がある会社役員の方で、発症前は自宅と職場の往復が主、発症後の行動は調査中です。

35例目は50代女性で都内勤務の教員の方。既に都内で陽性が確認されている方の濃厚接触者として調査したものです。発症後は自宅待機。
なお、子どもは感染拡大の役割を殆ど果たしていないことがエビデンス上分かってきていますが、学校における教員間の感染は十分に注意が必要です。以前より教育委員会には注意喚起をしているほか、教員はシフトを組んで在宅勤務を進めるよう、教育委員会から各学校に通達しているところです。

12日(日)は1名の陽性が確認されました。検査数は集計中です。

37例目の50代女性は都内勤務の会社員で、発症前は自宅と職場の往復のみ、発症後は自宅待機。同居のご家族はいません。

いずれの方も軽症で現在は症状が安定しています。
また、これまで陽性が確認された方のうち、退院されている方は4名です。

新聞報道でさいたま市のPCR検査件数が少ない(累計200件未満)ことが報道され、その中でさいたま市より人口・感染者数ともに少ない千葉市が3倍以上の検査をしていることも合わせて報道されていました。

以前も申し上げましたが、感染した人を過剰に叩かないことも重要です。批判に怯え、秘匿化が進めばクラスター等の対策ができなくなります。岐阜のナイトクラブなどは感染者・店が明らかになっている分、よほどマシです。
感染した後、公表できないような行動だけは絶対に取らないこと、これは強く守っていきましょう。