[2020年9月17日]9月9日~9月15日までの週報、キャバクラでの集団感染について
9月9日~9月15日までの週報、キャバクラでの集団感染について
9月9日~9月15日までの週報です。
新規陽性者:41人
→入院:39人
→ホテル療養:2人
入院者の動き
→退院:13人
→ホテル療養移行:9人
入院者:35人(17人増)の内訳
・重症:0人
・中等症:1人
・軽症:34人
この週はクラスターの発生もあり、陽性者が多くなっていますが、殆どが軽症であり、確保病床と軽症者用ホテルで対応ができています。クラスターの特性上、若い世代が多く、比較的早く退院される方が多いと見込んでいます。
「病床数から見た新型コロナ対応における市内の医療の状況」はステージ2へと移行しています。
クラスターは接待を伴う飲食店「CLUB DIDA」というキャバクラで発生しており、これまでに35人を検査し、11名の陽性が確認されています。
一定の対策がされていましたが、客の連絡先を把握しておらず、接触確認アプリやQRコードによる追跡サービスなども活用されていなかったため、感染可能な期間に利用した客への追跡が不十分な状況です。
9月4日~9月10日までに当該店を利用し、発熱等の症状を呈した方などは千葉市帰国者接触者相談センターまでご相談下さい。
以前より申し上げてきたように、接待を伴う飲食店の感染リスクは高いものがありますので、対策を実施している店舗を利用する等、そのリスクを理解の上で適切な行動が必要です。
千葉市では接待を伴う飲食店を担当する専門チームを結成して各店舗を個別訪問し、対策の徹底を要請しているほか、PCR検査のローラー作戦への協力も求めています。
これまでに687人の検査を実施し、陽性者は41人、陽性率は6.0%となっています。
お盆期間も終わり、今後も社会経済活動が少しずつ戻るにつれて、陽性者数は徐々に増加する可能性があります。
基本的な感染予防対策を徹底していくとともに、本来の医療リスクに相応しい対応を社会が取れるよう、感染症の指定のあり方についても十分な議論が必要な時期に来ています。