[2020年5月29日] 千葉市の病床状況はステージ0に改善、再度の感染拡大に留意を
千葉市の病床状況はステージ0に改善、再度の感染拡大に留意を
千葉市では退院が増え、目安となる「病床数から見た新型コロナ対応における市内の医療の状況」についてステージ0(いつもと同じ)まで改善しました。現在入院している方のも陰性確認中の方々が多くなっています。
ただ、北九州市で第2波と考えられるような感染者の急増が発生しているほか、東京の感染状況が気になる傾向を示しており、6月に入ってから再度東京で感染が拡大する可能性があります。
緊急事態宣言解除時に、国・県・市からも発信していますが、テレワークの継続・時間差通勤などを行いながら東京通勤リスクを低減していくことが重要です。
また、3密空間を避け、飛沫・接触感染に十分留意すること、徹底した手指消毒を常に心がけていきましょう。
特別定額給付金について
特別定額給付金の郵送分について今日(5月29日)から発送を行います。順次皆さまのお手元に届きますが、40万世帯を超える郵送となりますので、一番遅い方は到着が6月4日頃になると郵政側からは聞いています。
オンライン申請はマイナンバーカードを使った高度な申請と見せかけて実態は何らチェックをしていないメールフォームと同様のなんちゃってオンライン申請で、かつ申請ファイル(ファイル名は「熊谷俊人」など申請者名)を1件1件、国のサーバーからダウンロードする形式です。
まとめてcsvで抽出する機能も無く、1世帯ずつファイルをダウンロードし、住基データと突合する極めて効率の悪い作業を全国の自治体が今も人海戦術で実施しています(もちろん、その中でツール等を作り、あがいてはいます)。
また、二重申請もできるため、そのチェックも作業効率を悪くしています。
私もIT業界に居た人間ですが、こんな酷いシステム仕様は見たことがありませんし、その仕様でゴーサインをした政府の判断が理解できません。普通の官僚であれば導入しないので、おそらく「この機会にマイナンバーカードへの理解を広げられるじゃないか」と考えた政府中枢がこのような手法を入れたのでしょう。
郵送分はそのオンライン申請に比べれば、住基データに基づいたデータを印刷済みですから到着後にOCRで読み取り、口座情報の部分を中心にチェックして給付処理にかけられ、作業効率は良いです。
ただ、オンライン申請も郵送申請も初日~3日あたりにかけて大量に申請がこちら側に届き、この大量に届いた分を処理するところに最も時間がかかります。また、処理→給付は自治体側で会計処理をした上で、さらに金融機関側で5営業日必要です。金融機関も特別態勢を組んで対応してくれていることを記しておきます。そのため書類が届いてから最短でも2週間程度がかかることになります。
オンライン申請分は昨日(5月28日)から給付を開始し、来週・再来週にかけて大量に申請された初日から数日分を処理していきます。オンライン申請も郵送申請も最初の大量申請の処理が進めばスムーズな給付が可能です。
お急ぎでない方は少し待って申請頂ければ、給付金を今すぐ必要とする優先順位の高い方々の給付を早めることができますので、ご理解頂ければ幸いです。処理が進んできたら順次お知らせします。
また、市のホームページにはQ&Aを掲載していますので、何か気になる方はそちらをご覧ください。
今日(5月29日)は指定都市市長会のオンライン会議があり、国に今回を教訓とした給付事務の改善に向けた要望を行うことを私から提案する予定です。
我が家にも昨晩(5月28日)、政府からの布マスクが届きました。郵便局の方、お疲れ様です。
現物を全世帯に配るということがいかに困難か、今回政府は痛感したかと思います。
布マスクの寄付について意見を頂きますが、政府の布マスクを寄付するために役所に市民が集まるのは感染予防としても問題ですし、布マスクの寄付に要する作業に人をあてる余裕は今の市役所にはありません。