[2020年5月18日] 5月17日の感染発表はゼロ、消毒液について、オンライン動物園
5月17日の感染発表はゼロ。消毒液について
5月17日は新型コロナウイルスの感染が疑われる事例を44人検査し、全て陰性であることを発表しました。
ここ1週間の感染者は0,0,0,0,2,6,0という状況。千葉県全体でもゼロで、22日連続一桁もしくはゼロとなっています。
入院・退院は変わらず感染者数104名(患者数103名、無症状病原体保有者数1名、入院中21名、退院76名、死亡5名、療養終了2名)という状況です。
以前より基準として示している病床の状況はステージ1で留まっており、感染経路不明患者の動向や陽性率については添付の画像のとおりです。
帰国者からの感染について残る3名の濃厚接触者の検査結果は今日(5月18日)発表になるかと思われます。当該感染者やバングラディシュ関係者に対する人権侵害や誹謗中傷にならないようご留意下さい。
私は今事案に限らずモラルで議論するのは建設的ではないと考えます。確かに残念ではあります。しかし、私たちが議論するべきは政府の水際対策含め、社会制度・システム・運用の面で何を改善すべきか、です。怒り・恐怖は心の中、もしくは親しい人と共有し、社会は感情を超えて提案・行動によって前へ進むべきです。私達は先日述べた改善策などを様々なルートを通して提案していきます。
5月17日15時時点の千葉駅周辺の人の流れは、感染拡大以前との比較で65.1%の減、宣言前(4月7日)との比較で54.6%の減。
銀座の人出が増えているという主観的な話はテレビやネットでも出ていますが、土曜日が雨、日曜が晴だったため日曜日が若干増え、土曜日が減少、週末トータルではあまり変化がない状況です。
多くの方々の行動変容に心から敬意を表します。第2波を抑止できるよう、今後も適切な行動に努めていきましょう。
酒造メーカーも消毒液代替品を製造
昨日(5月17日)Twitterで紹介しましたが、消毒液の不足を受けて、酒造メーカーが代替品を製造しています。その中で県内の大手酒造メーカーである飯沼本家さんが一般販売も開始されました(売切になりました)。
一般販売はしていませんが、他の県内酒造メーカーでも代替品を製造し、医療機関等に供給しています。
現在、消毒液が全国的に不足しています。メーカーは大量増産し、政府が一括で調達して、医療機関・福祉施設など優先順位の高い施設等に供給し、自治体が取りまとめをしています。
マスクと同様、流通量自体が以前と比べ増えていても、それ以上に一気に需要が増大しているため、なかなか市場に出回っていません。
皆さんも「政府は何をやっているんだ」と、もどかしい思いをしているかと推察しますが、供給体制の強化によって、ようやく医療機関・福祉施設は潤沢ではないものの一定の供給を受けることができるように改善しつつあります。
少しでも不足を解消すべく、厚労省は酒造会社からの購入も認め、国税庁は厚労省の方針に基づき高濃度アルコール酒類を飲用以外に用いても酒税法上の問題はないと示し、代替品製造に参入する酒造会社の新たな免許取得を不要、容器に「飲用不可」の表示などをした場合は酒税を課さない等の規制緩和をしています。
本来、濃度67%以上のアルコール類は消防法の危険物として1日80リットル以上の製造が市町村の条例等で厳しく規制されていますが、消防庁は弾力的な対応が可能としており、消毒液不足を受けて3~4月にかけてこうした一連の規制緩和が行われています。
千葉市ではこの規制緩和を受けて、他自治体に先駆けて酒造メーカーから代替品を確保するなど消毒液の確保に努めています。
なお、政府が検討中の消毒液の転売禁止にはアルコール濃度の高い酒類も対象となると報道されています。
千葉市動物公園でオンライン動物園
5月17日は千葉市動物公園でオンライン動物園というユニークな企画が実行されました。
動物公園が長く閉園しており、園長(民間登用)に「遠隔で動物の様子を見ることができたり、ガイドを聞くことができる機会は作れないでしょうか」と要望していましたが、動物公園で自動運転ロボットを実証実験していたZMPさんの企画で実現しました。関係者のご努力に敬意を表します。